
品質管理課
2022年入社
仕事の内容について教えてください
医薬品・医薬部外品や健康食品の品質管理を行っています。
田村薬品工業の品質管理部の仕事には、原料が正しく製品の製造に使えるか確かめる「原料試験」と、製造された製品が設計図通りに正しく作られているかを調べる「製品試験」があります。私はその中で現在、「製品試験」を担当しています。
工場で作られた製品の一部を検体として受け取り、試薬を反応させたり、液体クロマトグラフィーという装置を使って成分分析を行い、どの成分がどのくらい含まれているか、規格通りのものが完成しているか調べるのが主な業務です。
大学の実験のような部分もありますが、パソコンで報告書を作成するなどのデスクワークもよく行います。
この仕事の魅力、やりがいを教えてください
医薬品は、人々の命にかかわるものです。そのため、「安全であること」が非常に重要になってきます。
有効成分が少なすぎて効かないことはもちろん、有効成分が多すぎて効きすぎることや思わぬ副作用が起こることも問題です。
品質管理部での仕事は、医薬品の安全性を担保するための最後の砦となる重要な仕事です。
試験を通して、「これで自信をもって安心・安全な薬を世の中に送り出せる」という安心感と達成感を感じることが、私の仕事でやりがいと感じている部分です。
また私は元々実験することが好きだったので、同じように実験することが好きという方にはその部分も魅力的だと感じるかもしれません。

働くうえで、大事にしていることを教えてください
「質問、相談」することを大事にしています。
私は生物科学系の出身なので、医薬品の品質管理業務で行うような化学的な実験を行うことに不慣れな部分も多いです。
今も、毎日色々なことを先輩や上司の方に質問、相談しながら業務に取り組んでいます。同じことを何度も質問することもあります。
先ほども申しあげたとおり、品質管理部は医薬品の品質を保証する最後の砦です。あやふやなまま試験に取り組んで失敗するより、多少時間をとってでも正しく確実に業務を行うことが重要だと考えているからです。
品質管理部の皆さんは、そんな私の姿勢に応えてくれ、何でも、何回でも教えてくれます。
田村薬品工業を選んだ理由を教えてください
人の健康に関わる仕事をしたいと考え就職活動をしていました。そして数ある企業の中でも、面接の中で自分の話をよく聞いてくれたからということが、私が田村薬品工業を選んだ理由です。
私は大学院で微生物を使った生物濃縮に関する研究を行っていました。
最終面接のとき、社長が医薬品とは少し違う分野であるにも関わらず会社の業務と私の研究の共通点を見つけ、耳を傾けてくれたことは今でも記憶に残っています。研究は私が学生時代、最も力を入れて取り組んだことだったので、そこに興味を持ってくれたところに惹かれ入社を決意しました。
入社後も、自分の話を聞いてくれる方々に恵まれ仕事に取り組めているので、いい選択ができたと考えています。